2016年11月10日木曜日

米大統領選挙 トランプが制する 最悪の1日

米大統領選挙で、誰もがヒラリーが当選すると思っていただろう。
いや、あんなドナルド・トランプが大統領になんかなってはいけない、という思いがあっただろう。
しかし、まさかのドナルド・トランプが、米大統領選挙を制し、第45代大統領に選出されてしまった。

写真:MIKE SEGAR/REUTERS

仕事をしながら、この投票のライブをGoogle、ロイターやFacebook等で見ていたが、
序盤から怪しいムード。
激戦州であったフロリダが共和党のシンボル赤に染まった時から、これはまずいと思い始めた。
激戦州以外の各州は、事前予測通りの開票結果だったが、どちらに転ぶか分からない、
激戦州(フロリダ、オハイオ、ノースカロライナ、ペンシルベニア等の約66選挙人)をトランプが制したのは、想定外だった訳だ。

しかし、冷静にトランプ氏の側近で陸軍出身のマイケル・フリン氏等の対談を読んでみると、
トランプ氏に関しては、そう悪い印象でも無いのかもしれない。
むしろ、メディアの方が、攻撃的なのかもしれない。
日本から米軍撤退などという話はしていない等、解釈がかなり曲がっている可能性もある。
確かに口は良いとは言えず、はっきりとした物の言い方をするから、好かれるタイプでは確かになさそうだ。過去の女性差別的な発言等から、人種差別、ファシズムなどと言われても仕方がない。

TPPに関しては、たしかに反対なのだろう。しかし、米軍に関しては、撤退という意味でなく、
戦後から現在に至るまで、世界の情勢はかなり変化し、安全を脅かす脅威自体も変化している。
その為、米軍の世界各地における駐留の仕方や予算、方向性等全てを一度見直す必要があるという意味であって、余りネガティブに考える必要はないかもしれない。
少なくとも、直ぐに中国が侵略して来たり、北朝鮮が核ミサイルをドカドカ発射する様な、破滅的な危機は無いと願いたい。

しかし、それでも、日本が完全に米国米軍による安全のぬるま湯に浸かってしまっているのは、
勿論、考え直し何かしらの変革、施策を行う必要がある。

今回、トランプ氏が大統領選挙に勝利した要因にポピュリズムがあり、オバマ大統領含め、様々なところで懸念の声が聞かれます。大衆を煽るような言動を繰り返し仲間意識を高め、操る政治的な手法です。これをやられると、本来大統領になれない人でもなれる可能性があります。一種のマインドコントロールみたいなものであり、非常に危険である。

また、大統領選挙に勝利したトランプ氏に反対する講義デモや暴動が今も各州で続いている。アメリカ国民の分断も更に強くし、大変危険な状態には変わりない。

しかし、もう、後戻りは出来ない。こうなってしまった以上は、それに従うしかないのだ。
敵を良く知り、事象に都度都度、対処していくしか無い。あるいは、脅威に対し、知識を高め、事前に阻止するべく、計画、対処する他ないだろう。

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