2016年12月11日日曜日

iQOS(アイコス)レビュー

無事にiQOS(アイコス)が手に入りましたので、早速、レビューで色々と試して見ました。

iQOS(アイコス)の外観やデザインについて


iQOS(アイコス)本体(チャージャー)は、非常に軽く、持ち運びし易いサイズです。
サイズ的には、100sのスリムたばこの箱と同じくらいのサイズだと思います。バッグや
パンツのポケットに入れておいても、邪魔になりません。携帯性に、とても優れています。

表面は、ピーチスキン加工がされており、高級感があります。しかし、この加工は、
高級感がありますが、非常に傷が付きやすく加工が剥がれて傷が目立つ様になります。
LenovoのThinkpadシリーズもそうですが、傷が付くと、地のプラスチック部分が露出し、
テカテカになり、そこだけ修復するのが困難です。

iQOS(アイコス)の充電について


iQOS(アイコス)は、チャージャー本体と、ホルダーの両方にバッテリーが内蔵されており、
両方に充電が必要です。チャージャー本体は、Micro-USBを使用して充電します。
Android等のスマートフォンと同じ規格のUSBの為、一見、Android等のACアダプターが
使用できそうに見えますが、アンペアが低いのか?充電出来ないものがあります。
その為、アイコスの純正アダプターか、アイコス対応のACアダプターが必要になります。
ホルダーは、チャージャー本体にセットする事で、必要に応じて自動的に充電されます。

アイコスホルダーの準備


アイコスホルダーにヒートスティックを奥まで差し込み、ボタンを長押しすると、LEDが
緑色に点滅し、加熱が始まります。少し燻した様な臭いがしてきます。数十秒すると、
点滅が点灯に変わります。これで、ホルダーの準備が完了です。アイコスホルダーは、
準備完了後、6分以内で14回(パフ)吸う事が出来ます。これが、少し少ないと感じます。
30回位は吸えたら良いと思いました。どうしても回数を気にしてしまいます。残り回数が
少なくなると、LEDが緑からオレンジに変わり、終了すると赤になり、加熱が停止します。

iQOS(アイコス)の吸い心地は?

初めて吸った時には、驚きました。言葉に表すと「超重い」です。燃焼していませんから、
煙は全く出ません。水蒸気が若干出る程度です。ですので、煙を吸い込んで無いのにも
関わらず、明らかに喉と肺に「ズシッ」とした重みを感じる為、不思議な感覚になります。
紙巻たばこを良く再現していると思います。水蒸気が非常に少ない為、何かを吸っている
実感は無く、人によっては、これが満足出来ないという事がありそうです。ニコチンは摂取
している感覚があります。

iQOS(アイコス)の味や臭い


今回は、マールボロ、ヒートスティックの「バランスドレギュラー」と「ミント」をそれぞれ
吸ってみました。バランスドレギュラーは、たばこの風味がありつつ、ライトな感じで
とても良いと思いました。この様な味のたばこは吸った事がありませんが、臭くなく、
たばこの風味はきちんとあり、美味しいと思います。ミントは、ミント風味が前に出た、
メンソールとは全く別の味です。清涼感のある自然の香りです。紙巻たばこと異なり、
紙やたばこ葉を全く燃焼していませんので、吸い終わった後の嫌な臭いがありません。
それでも若干、たばこの独特な香りが顔に残ります。紙巻たばこの様な不快な臭いや
煙は、周囲にも一切ありません。

iQOS(アイコス)は、Vapeとは異なるか?

Vapeもアイコスも同じ水蒸気で仕組みも似ていますが、吸い込む成分が全く異なります。
Vapeはリキッドと呼ばれる、液体に味や香り付けしたものを蒸気にして吸い込みます。
かなりの蒸気が出ますし、何百何千と、様々な味や香りがあります。多くのリキッドは、
香りのみで、一部を除いて、たばこの成分は一切使用していないはずです。

一方、アイコスは、本物のたばこの葉を、高熱で熱して、発した蒸気を吸い込みます。
ですので、味や成分は、より紙巻たばこの喫煙に近く、そこがVapeとは全く異なります。
禁煙している人がアイコスを吸った時、恐らくまた喫煙してしまうのでは?と不安になる位、
たばこに近いです。Vapeでもニコチンを摂取できますが、たばこ葉を蒸らした成分から
ニコチンを摂取する事自体、Vapeとは全く異なる商品です。

上記の事から、アイコス=Vapeという事は無いと思います。しかし、全くたばこの葉を
燃焼せずに、蒸気でここまでたばこの吸い心地や味を再現したのは、恐ろしい位、
とても凄い事だと思います。

iQOS(アイコス)の健康への影響は?

紙巻たばこの多くの害は、紙やたばこの葉を火で燃焼する事によって発生します。
それらは、いわゆるタールに含まれています。その有害物質は、およそ200種類です。
また、このタールは、肺気腫等のCOPD、肺疾患を引き起こします。ニコチンは、それ
単体は猛毒ですが、上記の様な病気に関する因果関係は立証されていません。
紙やたばこ葉を燃焼せず、タールを発生しないiQOS(アイコス)は、健康への影響が
非常に少ないと言い切れるかと思います。実際、フィリップ・モリスも、この事を公式に、
従来の紙巻たばこより有害物質を9割削減したと発表しています。

後は、従来の燃焼する紙巻たばこと異なり、健康への影響が少ない事が実際に実証され、
周囲の理解が深まれば、より良いと思います。

何故、iQOS(アイコス)が必要か?

世の中の情勢的に、紙巻たばこは衰退しつつあります。日本は、既に紙巻たばこが
吸える場所が限られていますが、2020年の東京オリンピックに向けて、これから増々、
紙巻たばこが吸える場所は狭くなっていきます。そして、フィリップ・モリスも公式に、
紙巻たばこの製造、販売を止めると言っています。日本でのiQOS(アイコス)人気に
確かな手応えを感じて、欧州でもiQOS(アイコス)の販売が開始されました。つまり、
早かれ遅かれ、紙巻たばこは一般的な店舗から姿を消し、葉巻やパイプと同じ様に、
一部のマニアックな人の為の嗜好品になり、一般的には、iQOS(アイコス)等の電子
タバコしか手に入らなくなる、という事だと思います。

どうせ紙巻たばこは無くなりますから、今のうち乗り換えてしまうのが楽だと思います。

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