2016年12月1日木曜日

フィリップ・モリスが紙巻たばこの販売から撤退を表明

本日、フィリップ・モリスが、たばこの販売から撤退するという衝撃的なニュースが
報じられた。確かに、最近の世界的な嫌煙、禁煙ブームからすれば、いずれは、
たばこも無くなるだろうし、何らかの対策も必要なのは当然だ。

写真:Reuters Toru Hanai

本当にフィリップ・モリスは、たばこの販売をやめる事が出来るのか?

しかし、それにしても、紙巻たばこを年間8,700億本超も販売し世界一のブランド
として君臨するフィリップ・モリスが、主力商品である紙巻たばこの販売を止めて、
本当に大丈夫なのだろうか?勿論、直ちに販売をやめる訳ではない。現実的に
不可能だし、各国の政府との協力も必要としている。これから、数年間に掛けて
徐々に販売本数を減らしていく様だ。フィリップ・モリスは、本当にたばこの販売を
しなくなるのだろうか?紙巻たばこ以外で現在の利益をカバーするだけの商品が
あるのだろうか?

英国市場でもiQOS(アイコス)導入へ

この日、同時に、iQOS(アイコス)の英国市場参入を発表した。この事は、たばこの
販売本数を減らし、今話題のiQOSに主力商品をシフトすると、捉える事が出来る。
確かにiQOSは予想外の売れ行きで、日本では入手困難な状態。全ての喫煙者に
iQOS(アイコス)が行き渡るには、相当の時間が掛かるだろう。しかし、この事実が、
世界を取り巻く紙巻たばこの現状と、iQOS(アイコス)の将来性とが合致し、たばこ
の販売をやめる事が可能だという確信に繋がった可能性もある。

iQOS(アイコス)の毒性、依存性について

iQOS(アイコス)は、たばこ葉と紙を燃焼して吸引する紙巻たばこの喫煙と異なり、
蒸気を吸引するVapeという部類の商品の為、有害成分が紙巻たばこの1割未満と
かなり有害性が低い。また、ニコチンは出るがタールが発生しない為、依存性が
低いと言える。増々喫煙者が減る可能性もある。将来的には、フィリップ・モリスが
たばこ葉を一切販売しない、Vapeのメーカーになる可能性はあるのだろうか?
または、JTの様に食品等を扱う可能性があるのかもしれない。

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