2016年10月25日火曜日

禁煙し、Vape(電子タバコ)に移行決定

世界では、電子タバコはVapeというのが一般的の様だ。
最近、日本でも入門用なら、ドン・キホーテの様な量販店等で見かけるようになった。

電子タバコは、リキッドと呼ばれる、味や香りの付いた液体を、アトマイザータンクと呼ばれる、容器に入れ、それを熱したコイルで蒸気に変えて吸引するという仕組みだ。
使用するリキッドや電圧等にもよるが、基本的には蒸気を吸い込むので、害は無いはずだが、健康への被害は、まだ不明な点が多い。日本では、海外と比べ余り情報源が無く、リキッドから発ガン性物質が見つかった等、非常に古い情報もあり、誤解もある。

また、日本では、ニコチン入りのリキッドの販売が法律で規制されている。
禁煙の為に電子タバコに移行するのであれば、ニコチンが摂取できないリキッドでは、行動置き換え法は実現出来るが、かなり辛いと思える。それに燃焼した煙を摂取したくないのであって、ニコチンの摂取を抑制したいのではない。

しかし、入手できない訳ではない。海外の取り扱っているショップ等から、ニコチン入りのリキッドを個人輸入で入手する方法がある。問題は、ショップを見つける事と、送料が高い、入手する迄に時間が掛かるという事だ。
2016年10月22日土曜日

肺気腫?禁煙?

肺がん検診の際に、初見で、異常は無いが、健康な肺に比べ、大きくなっているらしい。
このままタバコを吸い続ければ、肺気腫(COPD)で、
70歳になる頃には、酸素ボンベ生活になるとドクターに言われてしまった。

一度肺気腫になってしまうと、例えタバコを辞めても元には戻らないらしい。
昔良く聞いた、「何年も禁煙すれば、タバコを吸う前の肺の状態に戻る」というのは嘘だった。
拡大した肺が元には戻らないと聞いて、この日1日はショックは相当大きかった。

せっかく手巻きタバコまで行き着き、タバコ代も安くなりつつ、色々なシャグやペーパー、
フィルター等の組み合わせて、楽しみながら、タバコが吸えるようになったのに。

20代の頃に一度1年半の禁煙をしているので、禁煙の時の症状が辛いのは良く知っている。
しかし、10年前と比べ、今は禁煙ブームや嫌煙ムードの高さもあり、
電子タバコも研究を重ね、巨額の研究費で知られるフィリップモリスのiQOS(アイコス)や
プルームテックと言った、非常に良い商品が出ている。

どうせ禁煙するなら、楽しみながら禁煙したいと思い、電子タバコを色々と調べてみた。

話題のアイコスは、研究費に何と2,000億円も掛けたとの事で、非常に良い製品のようだ。
http://diamond.jp/articles/-/89655

大きな特徴は、アイコスは、これまで定義されているタバコの喫煙とは概念が全く異なるという事だ。タバコの喫煙とは通常、タバコの葉を火で燃やし、その煙を吸引するものである。従って、燃焼による化学反応によって、数え切れいない有害物質が生成され、煙によって拡散され、それが、肺がんや肺気腫といった病気の発病や受動喫煙といったリスクを高めている。特に燃焼する事によって発生するタールが、何百という化学物質を含み、ニコチン以上に非常に有害である。

アイコスは、火を全く使用しない。既に知っている人も多いと思うが、ブレードを熱して、その熱でタバコの葉を熱し、発生する水蒸気を吸引するものだ。その為、タバコ(葉)単体では吸引出来ず、iQOS(アイコス)本体が必要になる。その為、今までのタバコや喫煙の概念とは全く異なるもので、同じものではない。
※タバコ葉を使う以上は、製品としてのカテゴリはタバコではある。

また、繰り返すタバコの値上げから、コストを抑える為に、手巻きタバコに移行した自分からすれば、1箱20本500円もする一般の箱タバコに戻りたいとは思わない。

さてどうするか。
2016年10月21日金曜日

Walkman NW-X1050 メンブレンスイッチ修理

ヤフオクで落札したウォークマンNW-X1050。
当時、フルデジタルアンプS-Masterを搭載したWalkman史上最高音質の上位機種だった。
S-Masterも進化し、音質ももっとよくなっている今でも、このNW-X1000シリーズは、
中古市場では、根強い人気があり、値段も高値で取引されている。
箱等の付属品一式が揃っていた為、6,500円で落札出来たのは、格安だった。
しかし、本体上部の再生スイッチが正常に動作しない。
少し触っただけで再生になったり、リバースになったり、
不安定な動作を示す。

ソニーのサポートに出せば、確実に10,000円以上の修理費がかかる。
ソニーウォークマン修理費用目安

せっかくなので、本体を分解し、修理を試みる事に。



全てプラスネジの為、プラスドライバーのみで分解出来ます。

ウォークマンX-1050のメンブレンスイッチの構造は、金属ドーム型で、基盤のリードスイッチ端子部分の上にドーム型の金属を設置し、薄い粘着性のフィルムで固定しています。金属のドームがスイッチを押下した際に、独特のクリック感を生み、電気が通電する仕組みである。

飯田電子設計 福島工場

症状の原因は不明だが、とにかくドームをはがす必要があるようだ。



金属ドームは薄い粘着フィルムで基盤上に固定されているので、このフィルムを、マイナスの精密ドライバー等で端から丁寧にスクラッチしながらフィルムを少しずつはがしていく。ドームの直径は約3mm程度と小さく、フィルムもかなり薄い為、慎重に作業する必要がある。
フィルムの端が持ち上がれば、ピンセット等でゆっくり引き剥がせば、金属ドームが取れて、基板上のリード端子がむき出しになる。よく見ると、黒いスス状の汚れが、金属ドームの裏面と端子上に見受けられた。おそらく、押下を繰り返す内に、金属ドームそのものがずれたか、金属の粉等によって、間違ったリードに通電する状態になっていたのではないだろうか。金属ドームの裏側と基板上の端子をパーツクリーナーを使用してクリーニングする。そして、再び金属ドームを基板上に固定する。その際、取り付ける向きは、念の為、最初の状態とは異なる向きで取り付けた。

元に組む前に、通電し、ボタンをテストする。問題なく、再生ボタンが正しく動作し、他のボタンも正常に動作しているようだ。確認が済んだら、エアーで埃を飛ばし、再び元通り組んでいく。

私は色々なものを修理して使用している。今乗っている古いバイクもそうだ。
ものにあふれた次代。修理するより新品を買ったほうが安いという逆転現象も起きている。
そんな中で、中古でも一生懸命に探せば、新品の様に非常に質の高いものに出会う事が沢山ある。例え壊れていても、修理すれば十分に利用できるものも沢山ある。
リサイクルと言われるようになって、20年近くになる。こんな時代だからこそ、知恵を身につけ、得をしたい。


元通りに。故障がない状態で使えるのは、気持ちが非常にすっきりしします。